初めて相続手続きを行う方へ
無料相談受付中

0120-382-392

受付
時間
受付時間:平日9:00〜18:00
※土曜、日曜、祝日は要お問い合わせ

遺産分割の調停と審判

遺産を分割する場合は、相続人全員による遺産分割協議によって、解決するのが原則となっています。

相続人の間で遺産分割協議がまとまらない場合や、協議に応じようとしない相続人がいる場合には、家庭裁判所の遺産分割調停を利用して、解決を目指すことになります。

この調停というのは、家庭裁判所の調停委員が、相続人同士の意見や主張を聞きながら、調停委員は、亡くなった人への貢献度、職業や年齢などを総合的に判断して、相続人全員が納得できるよう、話し合いを進めます。

しかし、この話し合いがまとまらず、調停が不成立になった場合には、自動的に審判手続が開始され、家事審判官(裁判官)が、遺産に属する物又は権利の種類及び性質、各相続人の年齢、職業、心身の状態及び生活の状況その他一切の事情を考慮して、審判をすることになります。

このとき、必要に応じて相続人や遺産の内容についての事実関係を調べたり、相続人の主張の正当性を確かめることも行なわれます。

下された家庭裁判所の審判には強制力があり、合意できない場合もこれに従わなければなりません。

この記事の執筆者
司法書士法人小賦合同事務所 代表社員 小賦 崇
保有資格福岡県司法書士会 福岡東支部:会員番号 第1352号
専門分野相続
経歴 2007年:司法書士試験合格/2012年:小賦崇司法書士事務所開設/2019年:司法書士法人小賦合同事務所に法人化
専門家紹介はこちら